Solanoの鉄旅駅旅ブログ

鉄道・列車、駅巡りの旅など鉄道旅行記、
木造駅舎など訪れた駅、鉄道の気になる話題から駅にまつわる小ネタまで…。
乗り鉄・駅鉄のSolanoが、鉄道の旅についてあれこれ語ります。
日本全国、たまに海外に出没。

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ご不便をお掛けしますが、記事を改善しつつ着実に進めていきます。
移転先『ある日、旅の空で…【新装版】

えちぜん鉄道、1泊2日駅巡りの旅(1)~三国芦原線の駅舎…~

 1泊2日でえちぜん鉄道を巡ってきました。今まで、福井のこの辺りを巡る時は、特急しらさぎでギリギリ日帰り圏内という事もあり、宿泊を伴った事は無かったのですが、えちぜん鉄道にはいい木造駅舎がいっぱい残っているので、たまにはじっくり巡ってみようと思いました。

 そこで駅巡りの旅にうってつけの乗り放題の切符があればと思いました。えちぜん鉄道には福井鉄道と共通のフリーきっぷがあるのですが、使えるのは土曜休日と正月のみで、私の予定には合いません。

 乗り放題など、お得な切符が無いかとえちぜん鉄道のホームページを見ていると、「あわら温泉宿泊フリーきっぷ」なるものがある事を知りました。2日間有効で、値段は2000円。利用条件として、芦原温泉の指定宿泊施設に泊まり割り印を貰う必要があり、無ければ2日目は無効となってしまいます。宿泊料が1000円引きになるので、1日あたり実質500円で、えちぜん鉄道が乗り放題になる嬉しいフリー切符です。

 
 朝からたっぷり堪能すべく、前日の夜、仕事が終わるとそのまま福井に向かい、福井駅前に宿泊しました。

えちぜん鉄道、あわら温泉宿泊フリーきっぷ

 そして翌日、えち鉄の福井駅で、あわら温泉宿泊フリーきっぷを購入しご満悦の私w

越前新保駅で道草…

 初日は三国芦原線をメインに巡ります。…と言いつつ、真っ先に向かったのは勝山永平寺線の越前新保駅。古い木造駅舎が残っていますが、この駅と言えば、私の中では…

越前新保駅の古い木製ベンチ

 この温泉マーク入りの古い木造ベンチです。前回のえちぜん鉄道駅巡りで、この駅を訪れた時、このベンチの存在に気付きとても感激したのですが、それから6年の月日が経ちどうなっているか気になっていましたが、以前のまま屋外の木製ラッチの側にあり一安心。お馴染みの温泉マークとMを模った文字が一体になった紋章のようなもので、えちぜん鉄道の前身の前身・三国芦原電鉄か、国鉄三国線(廃線)に関連していると個人的に推測しているのですが、駅員さんに聞いたら、かつてはあわら湯のまち駅にあったとの事です。

越前新保駅、秋の桜並木

 駅前に出れば、春は華やかに咲き誇る桜並木が、秋色に色づいているのに目を奪われます。もうたくさんの葉が散っていて晩秋の趣きを感じます。

永平寺勝山線と三国芦原線の分岐駅、福井口駅

 二駅戻り、三国芦原線との分岐駅の福井口駅にやってきました。

福井口駅構内

 三国芦原線、勝山永平寺線が接続する駅で、短いながらも3面のホームがあり、私の他にも数人が三国港行きの列車を待ち、乗換駅の雰囲気が漂います。車庫もあり近年はえち鉄本社も移転してきました。広い構内を有するえち鉄の心臓とも言える拠点で、その片隅に木造駅舎が残っています。しかし、道路を隔てた反対側に、建設中のプラットホームが出現しています。

福井口駅、建設中の新プラットホーム

 長年、要衝を担ってきた駅舎ですが、立地を考えると、遠からずお役御免となってしまうのでしょう…。

三国芦原線の駅をきまぐれに下車

 三国港行きの列車に乗り換え3つ目の駅が、ローカル線らしからぬショッピングセンターとの合築駅で気になり下車してみました。

福大前西福井駅

 建物としての正式名所は京福西福井ビルで、名前から察するにえち鉄の前身の京福電気鉄道の所有のようです。一見、立派ですが、現在では1階に食品スーパーが入居するのみで、2階と3階は空いているようで、止まったままのエスカレーターが、上階の暗い穴に吸い込まれていく様に厳しい現実を目の当たりにします。

鷲塚針原駅駅舎 本荘駅駅舎

 鷲塚針原駅、本荘駅と立て続けに下車しました。車寄せや待合室の位置が正反対なのを除けば、両駅とも共通デザインで、駅舎の面積に比し、背丈が高く「おでこが広い」と言った感じの特徴的な木造駅舎です。ともに1928年(昭和3年)、駅開業時に三国芦原電鉄によって建てられた駅舎で、国の登録有形文化財になっています。だけど、待合室などの位置を同じにしても問題無さそうなのに、なぜわざわざ反対の位置に配したのか気になる所です。

本庄駅プラットホームと周囲の風景

 福井口駅からしばらくは街中を走っていましたが、この辺りまで来ると、田畑が広がるのどかな眺めに。本荘駅のプラットホームからは田畑や遠くに山並みが望める広々とした風景を満喫。

三国の街並みをぶらぶら

 昼だったので、昼食に地のものを何かと思い沿線の主要駅の一つである三国駅で下車。しかし目ぼしいお店が見つからず、何か食事をと思い歩みを進めると、古さを残した通りがあり、どんどん引き込まれていきます・・・。

三国湊町の古い街並み

 この辺り、三国湊町は北前船の寄港地としてかつては繁栄を誇った街で、その面影を感じる古い建物がいくつも残っています。細い路に古さ漂う建物がいくつも並ぶ様に、そこはかとない味わいがあり、迷路を楽しむように、魅かれるままに歩き回りました。

旧岸名家住宅内部

 かつての豪商・岸名家の住宅も往時のままに残り、見応えがありました。

三国湊町の街並み

 三国駅背後の丘には、明治にオランダ人技師が設計した龍翔小学校校舎を模したみくに龍翔館がそびえます。

 気がつけば肝心の昼食は言うと、三国湊町の中にめぼしい飲食店がいつくかあったのですが、どこも水曜日が休みのようで、残念ながら食いはぐれてしまい、三国駅ビル内でたい焼きを購入して済ましました。三國バーガー食べたかった…。

終着駅・三国港駅

 三国駅から一駅で、三国芦原線の終点・三国港駅に到着しました。

 実に約20年振りの訪問です。国鉄三国線時代からの駅舎は建て替えられましたが、旧駅舎の建材を多用し、昔の姿を復元した味わいのある駅舎です。

三国港駅駅舎待合室

 内部もレトロな雰囲気に仕立てられています。窓口もあり、えち鉄グッズも展示されていますが、土曜休日以外は無人駅となっています。

夕暮れの三国港駅

 あれこれ撮影していましたが、日が短い11月、5時を過ぎるともう夜の帳が下り、周囲はすっかり暗くなってしまいました。晩秋の北陸は寒く、温泉の湯気が恋しくなり、芦原温泉の宿に向かう事にしました。

翌日も折り返しつつ下車

 宿で芦原温泉宿泊フリーきっぷに割り印を忘れずに貰うと、あわら湯のまち駅に向かいました。しかし、福井行きは出たばかりで、次の列車は約50分後…。えち鉄は早朝と夜遅く以外は、30分毎の運転で、駅巡りしやすいダイヤなのが嬉しいのですが、8時代だけは31分が出ると次は19分…。駅を見て過ごすには面白味は無さそうなので、どうしようかと途方に暮れました。

 そこで両隣の駅間距離を見ると、三国港駅寄の水居駅が約2km、福井駅寄りの番田駅が1.7kmと、30分程度で歩ける距離で、道もほぼレールに沿っているよう。そこで歩いて後者の駅を目指す事にしました。

番田駅

 少し早足で歩き、30分弱で番田駅に付く事が出来ました。畑が広がる中に、駅舎さえ無い1面1線という小さな無人駅です。ホームからは、先ほどまで居た芦原温泉の温泉街の宿泊施設群が遠くに見えました。

西長田駅プラットホーム

 そして、今回の旅で最後の三国芦原線の下車駅となった西長田駅。駅舎から一番遠い使われなくなった番線に錆びたレールが残っているのに魅かれふらりと下車しました。

 でもその気まぐれに下車した駅が、今回の旅で意外性があり、いちばん印象に残った駅舎でした。と言うのも、有人駅で、窓口や待合室が昔の造りをよく残したまま使われているのが、古い駅舎の息吹が今でもより活き活きと伝わってくると感じたからです。

 えちぜん鉄道は木造駅舎が多く残っているのですが、その多くが無人駅で(私が下車した範囲内でですが)、そんな駅は待合室内がきれいに改装されていました。改装され真新しい木の板で包まれた待合室は、明るい雰囲気で木の温もり感じさせ、無味乾燥に改修される木造駅舎が多い中、いい改修をしていると思いました。無人となった駅を廃れた雰囲気にしないのは鉄道会社としては正しい方向だと思います。

 だけど、古い木造駅舎としては、昔のままの設備が大切に使い継がれている方が、やはり一層と味わい深いというものです。駅員さんと乗客のやりとりが響く待合室に身を置きながら、そんな事をしみじみとかみ締めていました。

西長田駅の木造駅舎


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