Solanoの鉄旅駅旅ブログ

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駅舎の現役引退、建替えといった話題が多かった2016年

 あと数時間で2016年が終わろうとしています。

 2016年(平成28年)という年を振り返れば、駅舎の建て替え、取壊し、現役引退と言った類の話題が多かったような気がします。まあ、私がレトロ駅舎好きなので、この類の話題に敏感という事はあると思いますが、それでも、駅鉄、鉄道ファンという域を超え、世間の話題になるようなニュースが目立ったように思います。

 一つ一つそれらを振り返ってみようと思います。

1月; 南海・浜寺公園駅の現役引退。

浜寺公園駅、終電が出て封鎖される旧駅舎

 明治の洋風木造駅舎として名高い南海本線の浜寺公園駅ですが、高架化工事により1月27日を最後に100年を越える駅舎としての歴史に終止符が打たれました。とはいっても、高架の新駅舎の前に移築され、門のような形で保存される事になっているため、無情に取り壊される時のような悲しみが無いのが幸いです。

 それでも、駅舎というものに興味を持ち始め初期の頃に訪れた浜寺公園駅の駅舎は、私の今に繋がっていると言え、そんな駅舎の一区切りは感慨深いものがあります。1月初めに訪れ、そして現役としての最後の姿を見届けたく、最後を見届けたくて、現役最終日の27日の夜に駆けつけたものです

3月; 石北本線・白滝シリーズ、上白滝駅、旧白滝駅、下白滝駅の廃駅

列車は1日上下1本ずつの秘境駅、上白滝駅

(上白滝駅)

廃止となる石北本線の秘境駅・旧白滝駅

(旧白滝駅)

石北本線の秘境駅、下白滝駅の木造駅舎

(下白滝駅)

 事故や災害、安全対策の怠りなど相次いだ困難な出来事はJR北海道から体力を奪っていき、経営改善のため、ほとんど利用客がいない駅の廃止する「駅のリストラ」という方針が打ち出されました。その第一弾として上白滝駅、旧白滝駅、下白滝駅など8駅の廃止が決まり、3月26日に廃駅となってしまいました。

 白滝シリーズは、白滝駅も含め「白滝」という名が4駅続く事からいつしかそう呼ばれるようになり、1日1往復しか列車が止まらない上白滝駅など、濃密な秘境駅が連続する事で、鉄道ファンにも人気でした。

 単に白滝3駅の廃止だけなら、鉄道ファンの仲間内の盛り上がりや、ちょっとニュースになる程度なのでしょうが、旧白滝駅唯一の日常的な利用者である女子高生の卒業に合わせるように廃止になる事がネット上で大きな話題となったのには驚きました。

 廃駅後、上白滝駅、旧白滝駅の駅舎は、取り壊されてしまいましたが、下白滝駅の駅舎は保線員の休憩所として利用されるとの事で、今後も残る見込みです。

(※関連記事: 3駅廃止目前!冬の白滝シリーズ制覇の旅上白滝駅から下白滝駅まで、2区間の駅間徒歩を挟み4駅を巡った全7編の旅行記。)

6月; 原宿駅駅舎建て替えの発表

JR東日本・原宿駅。都内最古の木造駅舎

 6月には原宿駅駅舎の建て替えが明らかになりました。2020年の東京オリンピックに向け、手狭な駅舎を建て替えるとの事。原宿駅の駅舎は1924年築の都内最古の木造駅舎で、ハーフティンバーのファサードや、屋根に塔を戴く造りが特徴的な洋風駅舎です。そんな駅舎は原宿という街に溶け込み、多くの人が愛着を持っているようで、文化財保護の観点もあり、色々な立場の人から建て替え反対、保存の声が多くあがりました。

 確かに原宿駅の駅舎は手狭で、私が訪れた日も日曜日という事もあり、大変な混雑で、建て替えは止む無しと認めざるを得ないのかなと思います。ただ、これほど人々に親しまれた歴史有る駅舎を何とか保存できないものかと思います。できれば今の場所で…、もしくはできるだけ近い場所で…。

 建替えが発覚し、はや半年…、取壊し反対の声が多くあがっていますが、それに対するJR東日本の反応は、大晦日である今日現在、まだありません。

8月; 姫路モノレール・大将軍駅の一般公開。

姫路モノレール・大将軍駅こと高尾アパート

 姫路モノレールの唯一の中間駅、大将軍駅が入っていた高尾アパートは、廃線後もほぼそのまま残っていましたが、耐震性の問題から数年前に取り壊が決定され、2016年に取り壊し工事に着手される事になりました。

 しかし取壊しを前に、まさかの大将軍駅の公開が発表されました。数十年振りの一般公開という事もあり、鉄道ファンや廃虚マニアの域を越え、十倍を上回る応募が殺到。残念ながら筆者は外れてしまいましたが…。

 公開の模様はニュースでも広く取り上げられ、少しだけ駅内部に触れた気分になれました。

深名線・沼牛駅駅舎の復活

深名線廃止から21年、きれいに改修された沼牛駅の木造駅舎

 こちらは逆に嬉しい話題。深名線の廃止から21年、沼牛駅の木造駅舎が修復され、11月6日にめでたくお披露目されました。沼牛駅の駅舎は、廃線後、地元の人が買い取り地道に手入れしてきました。そんな中、次第に沼牛駅駅舎を町の貴重な遺産として捕える機運が高まりました。しかし、駅舎は老朽化が進む一方…。そこで多額の費用をネットで広く集める「クラウドファンディング」により、資金を集め、大掛かりな修繕が施されました。そして見事に開業時のような姿を取り戻しました。

11月; 両国駅旧駅舎を活用した「両国 - 江戸NOREN」がオープン

JR東日本・総武本線、両国駅

 1929年築の重厚な洋風駅舎はかつての総武本線ターミナル駅としての風格を現代でも感じさせます。

 そんな両国駅ですが、テナントが全て撤退した事や工事が行われている事など、何やら動きがある事がツイッター上で度々報告されていました。しかし公式な発表の類はなかなか出てこなく、何をしているのかと思っていました。まさか歴史的価値の高い駅舎を、紙切れ一枚の発表も無く取り壊す事は無いだろうとは思っていましたが…。

 蓋を開けてみれば、駅舎を活用した江戸情緒豊かな飲食店街「両国 - 江戸NOREN」のオープン。保存活用される事に一安心。だけど、かつて慌しいコンコースに掲げられていた関取の大きな肖像画は、相撲の聖地たる両国国技館を控えた駅らしさに溢れていて、とても印象的でした。その風景が懐かしく頭に浮かんできます。

 その他にも何かと動きがありました…

 近江鉄道の日野駅は今年2016年で築100年になり、老朽化で取壊しが検討されていました。しかし、取壊しに反対する事が多くあがり、そしして「駅舎は町の宝」として町が率先して、駅舎の保全と活用に取り組み始めました。

 日野駅は十年以上前に行ったっきりなので、また訪れじっくりと堪能したいものです。

 その他、小さな所では、高山本線の古井駅の取壊し、そして年の瀬に来て、日豊本線の都農駅の改築が判明しました。

 そういえば羽越本線・女鹿駅のあのボロ待合室も1月辺りに解体されてしまいました。

 毎年、古駅舎は取り壊されていきますが、2016年はつくづく自分の好きだった駅舎に変化があったもの…、この年の瀬にしみじみと感じています。

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