Solanoの鉄旅駅旅ブログ

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移転先『ある日、旅の空で…【新装版】

留萌本線の貨車改造駅舎

ローカル線の「ダルマ駅」

 北海道のローカル線列車の車内から駅を見ていると、貨車の廃車体を改造・流用した簡易駅舎をよく目にします。そのような駅舎を、最近では「ダルマ駅」と言うようです。

 このような駅舎が多く登場したのは、国鉄末期頃と記憶しています。

 無人駅となり老朽化した木造駅舎を建て替える必要に迫られていましたが、赤字経営が続く中、経費を掛けたくない…。一方、鉄道貨物取り扱いの減少等で、余剰の貨車が多く出ていました。それらの貨車は造りは丈夫で廃車する程でもなく、このまま廃棄するには惜しい…。それらの点が不思議と融合し、無人駅で乗降客が少なく、小さな待合室があれば事足りる駅は、余剰の貨車を改造し、待合室として使いまわしてしまえという流れになったのでしょう…。

貨車廃車体駅舎が多い留萌本線

 先日乗車した留萌本線は、何故かそんな貨車改造の簡易駅舎を多く目にしました。

留萌本線、舎熊駅。貨車改造の「ダルマ駅」

舎熊駅(車窓)。駅の向こうには日本海が広がっています。

留萌本線、礼受駅

礼受駅(車窓)。高台にあって、日本海から吹き付ける風が厳しいのか、周囲をゴザのような幕で覆われているのが目を引きます。

留萌本線、大和田駅

大和田駅(車窓)。小高い山に囲まれた雪原の中に、ポツンと佇んでいました。

…と車窓でざっと眺めただけで3駅。

留萌本線、幌糠駅

 幌糠駅。すぐ近くには小さな集落があります。この駅は1997年の夏、北海道を自転車で旅した時、小さな峠を越えた後、国道沿いの駐車場で一休みした時に眺めたという思い出の駅です。その時とは季節は真逆ですが、初めて下車する事ができました。私が10年前にいたのはあの辺か…、そう思い懐かしく周囲を眺めましたが、雪で埋もれる風景ばかり。
(関連ページ: 幌糠駅訪問記

幌糠駅、貨車駅舎の待合室。

 待合室内部に入ってみました。この車両の形式はヨ3500形という車掌車だそうです。昔は貨物列車の最後尾に小さな車両が付き、車掌が乗務していたものでした…。窓と配置と狭苦しさ以外は、車両の痕跡を留めていません。革のモケット張りの木製ベンチがありますが、秩父別駅にも同じようなものがありました。昔の駅の待合室のベンチなのでしょうか…

幌糠駅待合室に置かれたぬいぐるみ

やや殺風景な中に、片隅の棚に何故かUFOキャッチャーのぬいぐるみが…。ちょっと和ませてくれました。

 車内から見てきた留萌本線の貨車駅舎は、どこもメンテナンスをこまめにしていないようで、ペンキがひび割れ外壁が錆びつき、どこか痛々しいものがありました。

 あと、画像は無いのですが、恵比島駅も趣き深い木造駅舎と思わせておいて、駅としては、実は隣の小さな貨車駅舎の方が正式なものです。木造駅舎の方は、NHKの朝の連続テレビ小説「すずらん」のロケで、昔の駅の雰囲気を再現するためにわざわざ造られたセットです。ドラマでは「明日萌駅(あしもいえき)」として登場しました。貨車駅舎の方は、そんな雰囲気を壊さないようにと、外見を木の板で覆われ、木造倉庫風に仕立てられています。

 鉄道廃車体の利用という、レールファン心理をくすぐるものではありますが、貧乏くささ丸出しで、駅としての風格無く、クローンのように増殖していく貨車駅舎を私は好きになれませんでした。しかし、小さな集落や、自然の中にポツンと佇む貨車駅舎は、いつしかローカル線の一風景として私の記憶に刻み込まれ、いつしか、これはこれでローカル線を象徴する味のある風景だなあと思うようになっていました。


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