Solanoの鉄旅駅旅ブログ

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乗り鉄・駅鉄のSolanoが、鉄道の旅についてあれこれ語ります。
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岡山県、魅惑の木造駅舎を巡る旅

味わい深い駅舎が残るJR西日本、内陸部のローカル線区間

 桜と駅舎の写真を撮りに中国地方へ旅に出たのですが、肝心の桜はまだ蕾か咲き始めの所ばかりでさっぱり…。勤め人としては、桜が満開になったからと言って、急に休みを取る訳には行かなく仕方ありません。ですが、素晴らしい木造駅舎をいっぱい見る事が出来て大満足の旅でした。

1日目はJR西日本、内陸部のローカル線を巡りました。

伯備線・方谷駅

 岡山駅で伯備線直通の列車に乗り換え、まずは方谷駅で下車しました。

JR西日本・伯備線、方谷駅。趣きある木造駅舎 伯備線方谷駅、車寄せ

 昭和の住宅のレトロモダンさを感じさせるデザインが、車寄せの柱に取り入れられています。この部分以外は、いたって素朴でありふれた感じの木造駅舎なのですが、それだけに、なおさら目立ち、より印象的に映ります。

姫新線・岩山駅

姫新線、岩山駅の木造駅舎 姫新線岩山駅、駅舎ホーム側

 新見駅で姫新線に乗り換え1駅の岩山駅で下車。5年ほど前に訪れた事があるのですが、夜だったため、すっかり暗くなり、待合室にさえ明かりが灯っていなく、不気味で寂しい駅という印象を残していました。

 待合室など、多少は改修されているのですが、外観は昔の趣はとてもよく留めています。特にホーム側の佇まいは、えもいわれぬいい雰囲気があります。旧駅事務室内部はすっかり改修され、集会所のように使われている様子。

 姫新線には、他に美作千代駅をはじめ、古い木造駅舎が多く残っているのですが、今回は津山で因美線に乗り換え、北に向かいました。

昔の姿のままに…、美作滝尾駅

美作滝尾駅の木造駅舎

 そして次は因美線の美作滝尾駅へ。この駅は「男はつらいよ」シリーズの最終作に登場した駅として有名で、木造駅舎は2008年11月に登録有形文化財に登録されました。外観も内部もよく原形を留めていて素晴らしいのですが、同様に私の気を引いたのが、側線ホーム跡に残る貨物上屋。こちらも駅舎と同様に木造で、原形をよく留めていると思われます。上の方に「停(貨物上屋)二号」(号は旧字体で)と書かれた木の札が付いていました。余談ですが、建物財産標には「貨物上家」と書かれていたのですが、意味的には同じなのでしょう。

貨物上屋を支える柱には、こんな注意書きが残っていました。

因美線美作滝尾駅、木造の貨物上家(貨物上屋)

「ここは貨物の保管積卸をする□□すから 車両類の放置は固くお断りします」(□は判読不能」)
この駅が賑やかだった頃の息吹を感じさせます。鳥取県の若桜鉄道は、駅舎だけでなくプラットホームなど駅の設備も、登録有形文化財に登録されています。ですので、この貨物上屋も、昔のローカル駅の設備を留めている貴重な鉄道遺産として、登録資格は十分に備えているように思え、後世に残していくべき建造物だと思います。

特に窓口跡の造りが素晴らしい知和駅

次に因美線知和駅で下車しました。

因美線・知和駅。素朴で味わい深い木造駅舎 因美線知和駅、駅舎窓口

 昔ながらの素朴な木造駅舎なのですが、特筆すべきは出札口や手小荷物受付用の窓口。とても良く原形を留めています。出札口部分が突き出た多角形の構造が印象的で、使い込まれた木で紡がれた空間はもう美の領域とさえ言えます。

 駅前に出ると、突然、空からみぞれが降り出し、駅舎や地面を叩きつけました。そりゃ、こんだけ寒いと、桜もまだ寝ていたいよなあ…。そう思いながら蕾が固いままの桜の木を見つめました。

駅間徒歩で知和駅から美作河井駅へ

 次の下り列車まで数時間空くので知和駅からは駅間徒歩で美作河井駅へ向かいました。

知和駅近くの集落

 10分ほど北に歩くと知和の集落に差し掛かりました。小さな集落で、数分で通り抜け県道6号線に出ると、家屋がほとんど無い山道がひたすら続きます。

 因美線の鉄橋をくぐり歩き続けると、集落に虹が掛かっているのが見えました。虹の下の高台には、1軒の建物がぽつんと佇んでいました。その建物こそが美作河井駅でした。

意外と味わい深い??美作河井駅

 1時間程で、美作河井駅に到達しました。

因美線・美作河井駅の木造駅舎

 美作河井駅にも古い木造駅舎が残っているのですが、各所が改修されていて、今日見た数々の趣き深い駅舎の前では正直霞んでしまう感があります。それでもなかなかの佇まいです。

美作河井駅の木造駅舎、窓口跡

 改修されているものの、知和駅と同じ形の窓口跡が目を引きます。全体としては知和駅の方が昔の造りをとどめムードはいいですが、美作河井駅の方は、出札口の切符をやり取りする面が木の枠の造りのままで、より原形を留め味わい深いモノがあります。

 窓口を裏側をちょっと覗いてみました。

因美線美作河井駅、窓口(出札口内部)

 テーブルや引出しは木造のままで使い込まれ年月を経た質感が漂います。各引出しには「団体用チラシ」「パンフレット」など、汚れくすんだ分類用のシールがが貼られたままで、駅員さんがいた頃の息吹が伝わってきました。

 方谷駅、美作河井駅以外は、2回目の訪問となります。しかし素晴らしい駅は何度見に行っても飽きません。

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