プラハ本駅~ヨーロッパに行ってきました~
先日、ヨーロッパに行ってきました。訪問した国はチェコのプラハ、オーストリアのウィーン、ハンガリーのブダペストで旅行会社的には中欧黄金ルートと言える行程でした。今回の旅は珍しくパッケージツアーを利用したのですが、やはり鉄道の旅にはこだわりたく、フリープランで、かつ鉄道利用が組み込まれているプランを選びました。世界遺産など各国の歴史を感じさせる名所はもちろん、私にとって駅巡りは外せません。
プラハでは泊まったホテルが歩いて主な名所に行ける便利な立地だったため、メトロやトラムに乗る機会が無かったのですが、ヨーロッパの中でも名駅舎と名高いプラハ本駅は外せなく、見に行く時間を作りました。
離れた所に古めかしい駅舎の姿が見えたのですが、目の前に現れたのは近代的な雰囲気の新しい駅。 駅の正面に螺旋階段があり、上がってみると駐車場があり、そして駅舎の姿が見えました。
横長の駅舎で写真で全景を収めるのは不可能。本屋を中心に両側にも建物を従えて威容を誇っています。百塔の町・プラハを象徴するように、本屋には2本の塔を備える建物になっていて、大きな円形の採光s窓が印象的です。細部の装飾も凝っています。
駅舎正面の写真を撮影すると、駐車場から階段を下りました。すると切符売り場、店舗、地下鉄改札口があるコンコースに出ました。コンコースは赤を基調にしたスタイリッシュで現代的なデザインが施されて、古い駅舎を見た後だといっそうギャップを感じます。プラハ一番の駅だけあって多くの人々が行き交います。コンコースにはカフェ、洋服屋、花屋、チョコレート屋など、まるで駅ナカのように華やかにお店が並びます。ですが、明確な改札が無いヨーロッパでは駅ナカという概念を存在しないものなのでしょうね。
コンコースから上に上がるエスカレータがあり、上ってみると、ドーム状の荘厳な空間が広がっていました。駅舎の中心部分です。市内の歴史的建造物に負けない雰囲気に圧倒されます。ただ駅の機能が下のコンコースに移り、人の流れから外れてしまい、整備途上で古さが目立つためか、薄暗くやや寂れた感じがします。古い駅舎は歴史的建築物として旧駅舎的に残されているといった感じなのでしょう。
出札口も昔のまま残され、この空間は現在ではカフェとして利用されています。翌日、早めにホテルをチェックアウトし、ウィーン行きの列車に乗る前にこのカフェに立ち寄り、歴史感じる空間で高いドームを見上げながらエスプレッソを楽しみました。
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- 2011年03月01日