Solanoの鉄旅駅旅ブログ

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寝台特急「はやぶさ・富士」最終日チケット争奪戦

激戦中の激戦、ラストラン列車の切符を取るためには…

 今日2009年2月13日は、3月13日の運行を最後に廃止される寝台特急はやぶさ・富士のラストラン(=最終列車etc..)切符の発売日。思い出深い九州ブルートレインに別れを告げるべく是非とも乗車したい…。けれども、最後の九州ブルートレインであると同時に、東京発着ブルートレインでもある列車の最終日チケット入手の困難さは、去年の銀河、あかつき・なはを上回りそう。恐らく2月13日の午前10時には全国の駅のみどりの窓口や旅行会社から、最終はやぶさ・富士号のリクエストが殺到し、まさに秒殺で完売となるのでしょう。

 ラストランの切符を取るためには、発売日の1ヶ月前の午前10時00分00秒ちょうどに、みどりの窓口や旅行会社で、指定席券などJRのチケット発券機、いわゆるマルスのボタンを押す「10時打ち」をしてもらう事と、そのためにはその窓口でいちばん最初に申し込みし、10時に1番目にマルスを打ってもうら事です。秒殺で完売は必至なので2番目では遅く、何が何でも窓口でいちばん最初に申し込みをするのが最低条件となります。…とは言っても、ダメモトであまり期待はできませんけど。

運命の2月13日、10時打ちにいざ出陣!

 1番目を確保するためには相当早起きをしなければと思い、今日は午前4時半に起き、近くでタクシーを拾い、A駅のみどりの窓口へ向かいました。その甲斐あって、オープン前のA駅みどりの窓口に一着。指定券申込み書を提出しました。ここで終りではなく次の駅へ。やはり、数ヶ所に申し込んで置いた方が可能性は上がりそう。ただ、リクエストが殺到する状態では焼け石に水なのでしょうが…

 そしてB駅に到着すると、オープン前の暗い窓口の前に立っている人の姿が…。考える事は同じなのでしょう(笑)。この駅を諦めて次の駅に向かいました。

 次のC駅に着いて、申込み書を提出すると、初老あたりの駅員さんは(以下、敬称略)
「寝台特急か。昨日も時報を聞きながらやったけど、だめだったよ。廃止になりますから。」
とあきらめの一言。やはり2月に入ってからは、どの駅でも「はやぶさ・富士」の最終日直前の寝台券入手を狙う鉄道ファンが多く訪れているのでしょう。
私「やっぱり難しいですか?」
駅員「この日で最後だから。B寝台だったらまだいいかも知れませんけど…。」

 一人用A個室シングルデラックス1本でいくつもりで、前の駅では、下りはやぶさのA個室で希望を出していたのですが、少しでも安全策をと思い、下りはやぶさの開放B寝台で希望を出し、一旦はその場を離れました。しかし、早く申込書を出していても10時にその場に居なければ、居る人を優先するかもしれない、早く引き取りに来なければキャンセルになる等と言われたのと、どこかの駅で〝その瞬間〟に立ち会いたいため、後でC駅に戻って来る事にしました。

 9時30分頃、再びC駅に戻ってきました。先程の駅員に軽く会釈し、窓口の外で10時を待ちます。ダメモトと割り切っていたつもりが、時間が迫るほどに、期待と緊張が高ぶり、ドキドキしていきます。私が待っている間に、他のファンが最終日の富士かはやぶさのチケットを申込みに来ていましたが、先に5人の申込みがあり、もうかなり難しいですねと駅員に言われると、他の駅へと急いでいました。

 そして、10時まであと3分と迫った頃、成り行きが気になり窓口を覗き込みます。マルスの前には若い駅員が座り、タッチパネルを操作し、その横に初老の駅員が付き、時計をじっと見ています。ここ数日「はやぶさ・富士」で負けが続き、取る方も今度こそと気合が入るのでしょう。私はマルスの画面と腕時計をチラチラと落ち着き無く交互に見る事しかできません。迫る運命の時…。

10時00分00秒…

 私がその瞬間が来た!と思った時、若い駅員はタッチパネルを操作していました。私はてっきり希望列車の入力は済ませておいて、後はenterボタンのようなものをひたすら押すだけだと思っていましたが…。画面ははっきり見えませんが、若い駅員の手の動きは、初老の駅員の指示も交え、慌ただしさを増しタッチパネルをひたすら叩き続けていますが…。ああ、どうやらダメだった様子…
 
 


「取れたッ!」


緊張を打ち破るように、初老の駅員が突然声を上げました。
「え?」
と思い、一瞬、信じられませんでしたが、
「取れましたよ。」
の一言で、見事、最終日の下りはやぶさのチケット入手に成功した事を悟りました。奇跡的に出てきた超プラチナチケットに駅員も驚いています。これまで幾度も10時打ちを経験してきましたが、これほどまでに取れて嬉しい切符はありませんでした。もし、駅員のアドバイスが無く、最初の希望通りそのままA個室で申し込んでいたら、恐らく入手は叶わなかったでしょう。重ね重ねお礼を言いチケットを受け取りました。エスカレーターで上っている時、袋から切符を取り出して改めて見てみた時、喜びと興奮でチケットを持つ手は震えて、高揚してふわふわした気分のまま帰宅しました。

 参考までに、A駅で申し込んだ下りはやぶさのA個室シングルデラックスは取れていませんでした。A駅でも最終はやぶさ・富士の申込みが十件ほどあったけど、全滅との事。

 第一希望のA個室は取れませんでした。実は、知り合いのつてで旅行会社にも、はやぶさA個室の予約をお願いしているのですが、期待できないでしょう。ですがB寝台でも寝台特急はやぶさの…、九州ブルートレインの最後の場面を、この目で見届け体感できるだけで大満足です。私が生まれて初めて乗ったブルートレインがはやぶさなので、九州ブルートレインとの付き合いを最後のはやぶの車内で結べる事は運命的で感慨深いもの感じます。

寝台特急はやぶさ、ラストラン切符

 やはり最終日の寝台特急はやぶさ・富士は秒殺だったようです。
「ブルートレイン:さよなら運転チケット、10秒で完売」(毎日新聞)
「富士・はやぶさ」最終列車、切符10秒で完売」(朝日新聞)
(※現在、両ページとも記事削除)

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Comment

けんいち| URL| 2009年02月15日 23:49
10時になった瞬間って、ドキドキしますよね。
僕は残念ながらチケット取れませんでした。
『本当にチケット販売されたの?』って思った程の
秒殺だったようですね。
「マルス」とか「10時打ち」とか、そんな専門用語が
あるんですね。
さよなら列車、楽しんできて下さいね。
でも、本当に東京発のブルートレインが無くなっちゃって
いいんですかね?
あとは、どうやってさよなら列車を見送るか
演出を考えよう~っと。
solano| 2009年03月01日 01:49
ありがとうございます。
レス遅くなりましてすみません。
今まで、幾度も10時打ちを体験してきましたが
今回程、緊張して、かつ取れて嬉しかった切符は
無かったです。
演出、車内から楽しみにしています。

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