Solanoの鉄旅駅旅ブログ

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乗り鉄・駅鉄のSolanoが、鉄道の旅についてあれこれ語ります。
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583系電車・夜行急行きたぐに、定期ラストラン新潟行き

583系最後の定期列車

 2012年3月16日で定期列車としては最終となる「急行きたぐに」の下り列車、大阪発新潟行きに乗車しました。583系寝台電車最後の定期列車になると思われ、国鉄時代から活躍してきた583系も終焉の足音が近づいてきているかのよう…。その点でも大いに注目です。

夜行急行きたぐに、ラストランA寝台切符

 定期最終、下り急行きたぐにの切符。実は先月の北海道旅行中、現地で10時打ちして取った切符だったりします。

17時、同じくラストランの旅に出る青森行きの寝台特急日本海を大阪駅で見送った後、時間を潰し、夜の11時前に大阪駅に戻ってきました。

急行きたぐに・定期ラストラン、入線前の大阪駅。

 日本海の出発には及びませんが、まだホームには大勢の鉄道ファンが残り、自由席にも行列ができています。

急行きたぐに・定期ラストラン、大阪駅に入線

 そして夜の11時過ぎ入線。私もカメラの砲列の間から、何とかきたぐに入線のシーンを撮影しました。四角くややいかつ目の国鉄型優等列車らしい「顔」が魅力の先頭車です。

583系電車急行きたぐに、サボ
急行きたぐに、583系電車開放型A寝台

 今宵の宿は開放型A寝台下段。元々、583系電車にはA寝台は無かったのですが、急行きたぐに充当されるために改造されたスペシャルな車両です。レール方向の縦向きに配置されたベッドは広く、幅はB寝台下段と同ですが、A寝台の方は一段少ない2段ベッドだけあって十分な高さがあります。

急行きたぐに、寝台備え付けの浴衣と使い捨てスリッパ

 A寝台のアメニティは使い捨てスリッパと浴衣。

急行きたぐに・定期ラストラン、出発前の大阪駅。

 スペースが広めで、通路側のカーテンを閉じてしまえば、個室寝台の感覚を味わえます。

 夜遅くラストランの割にはゆったりした大阪駅ホームです。定期としてはラストランですが、臨時列車として運行の機会はあるので、それほどの悲壮感は無いのかもしれません…。ですが、鉄道ファンの人々が撮影にあちらこちらへと移動します。

 そして出発。新大阪駅を出てすっかり暗くなった住宅の中を走っていると、大きな声でエールを送るように飛び跳ねながら両手を大きく振って急行きたぐにを見送るファンの姿が目に入りました。中高生位の男の子に見えました。たぶんこの近くに住んでいるのでしょう。ラストランで自分の住む街を走り抜ける一瞬を心に焼き付けるのは、お祭り騒ぎと化した駅で出発を見送るの以上に心に残るんだろうなあ…。

 もう夜遅いので、しばしの睡眠を撮る事にzz…

失われゆく夜行列車の風情を愉しみながら…

 うとうとしては眠りに落ち、気がついたら金沢駅に停車していました。時計は3時25分。

夜行急行きたぐに、国鉄らしさ溢れる583系寝台電車

 金沢駅では長めの停車時間があり、寒い中、外に出て編成を写真に収めました。垢抜けた感じの軽快な塗装になっていますが、国鉄車両らしさがあり、寝台電車をとして設計された583系ならではの独特の形がとても印象的です。

 スキー列車・シュプール号の全盛期には盛んに駆り出された583系寝台電車…。幼い頃、中央西線に乗って神領の車庫の横を通る時、特急しらさぎや寝台特急金星に充当される583系が身を休めていた姿は不思議と心に残っています。また、この急行きたぐにだけでなく、金星や寝台特急ゆうづる、座席車としては急行つがるでもお世話になった事もあり、私の旅を彩ってくれた思い出深い車両です。

急行きたぐに、自由席

 自由席の前を通り掛かると、2人でワンボックス程度と、ラストランとしては思いの他、乗客が少なくいつも通りな雰囲気なんじゃないかと思いました。新大阪、京都など短区間の記念乗車が多かったのでしょう。

下り急行きたぐに、深夜の車窓 下り急行きたぐに、夜明け前 急行きたぐにの夜明け。車窓に広がる日本海。

 金沢駅のプラットホームを歩き回った後は眠る気にはなりませんでした。疲れが残る体を列車に揺らされながら、真夜中から夜明けへ移りゆく車窓をぼーっと眺めていました。これまでこうして幾度も夜行列車の車窓を眺めたもの…。夜行列車廃止の流れは止まらず、こうした夜の旅ならではの風情が、自分にとってはもう気軽に楽しめるものではないのだなと思うと心に染みます。

直江津駅、急行 きたぐにとおはよう信州

 直江津駅に停車。隣のホームには急行きたぐに不定期化に伴い新設された、快速「おはよう信州」新潟行きが控えていました。

急行きたぐに、青海川駅付近の車窓

 直江津駅ではやや長めの停車時間があり、駅なかのコンビニで朝食を調達。車窓の外に広がる日本海を眺めながらのんびり食べていると、思い出深い青海川駅を通過しました。

下り急行きたぐに、新津駅。

 新津駅に到着。ここまで来ると遂にラストなんだなという気持ちが強くなってきます。この駅で急行から快速列車になり、新潟県の通勤需要に対応していました。

下り急行きたぐに車窓、新潟県内

 どんどん終着の新潟駅が近づいていきます。大きな窓を独占できる開放型A寝台下段の車窓は素晴らしく、一人用のB個室やA個室シングルデラックスの小さな窓をまるで覗き込むかのような感覚に陥れるワイドさです。車窓重視なら圧倒的に開放型A寝台に軍配が上がると、素晴らしさを再認識させられましたが、このダイヤ改正で無くなってしまいます…。

急行きたぐに到着を迎える鉄道ファン 急行きたぐに、ヘッドマーク

 そして大勢の鉄道ファンに迎えられ、終焉の地、新潟駅に到着しました。

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Comment

M| 2012年10月04日 18:57
下から4番目の写真の子供・・・ひょっとして私の息子
残念ながら、その子の写していると思われる写真は見つかりませんでした。
しかし当日着ていた服、他の車両の幕回しの写真、背格好、乗車日を考慮すればほぼ間違いないです。
その日われわれは家族5人でB寝台に乗車。新潟に着いた後、せんべい王国・新津鉄道博物館へ行き、潟町駅の近くの宿で宿泊、後に大阪へ戻りました。
あれだけ騒がれた最終列車でしたが、我々が写っている写真を見たのは初めてで、うれしい限りです。
solano| 2012年10月04日 20:19
どうもです(;^_^A
ご家族できたぐに定期ラストラン&新潟の旅を楽しまれたようで何よりです。
ふと思えば定期運転取りやめから半年過ぎてしまいました…。
運転日は随分と少なくなってしまいましたが、細々とでも思い出の列車が
末永く運転されればいいですね。

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